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2011年05月 アーカイブ

バランスが大事

全部が全部、この方式に従ったわけではないにせよ、多くの人がそれに従ったのは、大部分の人が必要としたものと、立地上の条件との間の適度なバランスをとることができたからである。

堅固なセンター、あるいは開放的なセソターを部屋で包み込むという単純な方法(例えぽケイプン邸や南西部の住宅)、廊下の両側に部屋を並べる方法(例えば、ガンストン・ホール)、1列に部屋を並べる方法(例えば、プリソグル邸)、あるいはヴェランダで部屋を囲む方法(例えば、ホームプレース・プランテーション)はすべて驚くほどの持続性を示している。

名古屋 注文住宅の部屋を組立てる6つの方法のうち4つまでが、以上の各地の例に見られる。

部屋は必ず分離し独立していなくてはならないという伝統も、各地とはいえぬまでも、ほとんど同じように続いている。

19世紀後半ころには、建築家の建てた住宅では、部屋を分離するという伝統からはなれて来るようになった。

有機的建築

部屋の形は次第に不規則になり、大きなアーチや引き戸によって互いにつなげられることが多くなった。

それまでのどの建築家よりも、部屋というものの定義のし直しに力を尽したのはフランク・ロイド・ライトであった。

彼の言う有機的建築を、追求したすえに、20世紀はじめに、彼は部屋と部屋の間の堅固な障壁を取り払うことになってしまった。

その結果できた注文住宅は、基本的ユニットは依然として部屋ではあるが、少くとも共用の部分では、部屋は互いに微妙かつエレガントに溶け合い、いわゆる"オープン"プランとなった。

内部に対して、彼が部屋と部屋の閻の壁をとり除いたと同じく、外部に対しても、彼の言葉を使えば、かつての住宅がつねにそうであったような旧式のボックスをライトは「ぶちこわし」、部屋を左右に延長して、家全体の形がもはや閉鎖的でもコソパクトでもなく、大地に流れ出し、大地と切れて建っているのではなく、大地と渾然一体になるようにしたのである。

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