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2011年07月 アーカイブ

家族のあり方によって

注文住宅は数匿代にわたって住むところではなく、ある家族が一生のうちの一時期を過し、また移ってゆくというものになってきた。

また、たとえば日々の食事といったある機能のために特別な部屋を1室設ける必要があるかどうかということさえ疑問に思われてきた。

家族が必要とし、経済的にも持ちうる部屋数は少くなり、種々の違った活動に使われねぽならなくなったので、各室の形と他の部屋とのかかわり方が新たに重要な問題になってきた。

部屋を分離することが、さほど重要ではなくなってきた理由は、もう1つセントラル・ヒーティングが暖房を容易にしたこともある。

19世紀の中頃以来、あらゆる種類の機械がつぎつぎと住宅の中に入って来て、今では、どんな住宅でも基本的な要素と見なされるに至っている。

モダンではない?

室内の空気を調整し循環させ、光をつくり、食物を調理・保存し、廃棄物を運び去り、別の機械で温めた湯で体を洗うわけだが、それで予算のかなりの額を使ってしまう。

20世紀に入ってから発達したオープン・プランの発展が示すものは、斬新な部屋の構成ではなくて、機械類をどのように収容するかという関心である。

ル・コルビュジエは、あの有名な「住宅は住むための機械である」という宣言によって、機械に没頭した同世代の立場を表現した。

近代建築運動のこうした立易に俗世間が反擁したのは不幸なことだった。

私たちが田舎や郊外をドライブしてみると、新築の注文住宅がすべて"モダン"なわけではないこと気づく。

これは不思議なことだが、その訳は建築史上、ジョージ王朝様式やフェデラル・スタイルの時代、あるいはグリーク・リバイバルの時代には、大小を問わずほとんどの住宅がジョージ王朝様式、フェデラル・スタイル、グリーク・リバイバルの観を呈したのだから。

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