ほとんどが旧式のまま

今日では、どこの郊外にも町にも、少くとも"モダン"な住宅は1つや2つはあるけれども、それが支配的とはいえず、むしろ例外にすぎない。

新築の住宅はほとんど"旧式"であって、漠然と"ウィリアムスバーグ風"か"フランスの田舎家風"に見えるし、そうでなければ、"ランチ・スタイル"であって、そこはかとなくライトの作風をさえ感じさせる。

実際多くの注文住宅はこれらすべてを一度に組合わせた奇妙なものである。

恐らくこうなった理由は、大部分の家族が、自分たちの家のイメージに、過去にあった実物、もしくは心に思い浮べた過去のものとのつながりを熱心に求めたせいであって、根なし草のような未来のヴィジョソに顔を向けなかったからである。

あるいはまた、近代建築運動が提起したような新しい住宅の建て方が、住宅の中のある部分はしぽしぼ分離されているべきであるとか、ある部分は個人専用でなけれぽならないといった事実を、時として無視しているためかもしれない。

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