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2011年09月 アーカイブ

機械と部屋

20世紀に入ってからも、ほとんどの住宅はいまだに部屋を組立てるだけの古いやり方でつくられ、そこに機械類が押し込まれるというだけのものにすぎない。

その結果、いったんは注意ぶかく作られた品位ある生活のための空間も、機械によって台無しにされてしまう。

機械を収容するために、祖先の建てた家のもつ明快で美しく釣合いのとれた部屋を(寒々とした廊下や便器だけならまだしも)私たちは捨ててしまった。

人間の生活に対するよりも、機械に対して気を配るようになったため、住宅は住むための場ではなく、設備を置くためのものになった。

その結果たるや、注文住宅は、部屋と部屋もどきのものと部屋とはいえないものが支障なく無秩序に混ぜ合わされたものになったので、不動産広告で持主の言うことといえば、浴室と厨房器具の数、暖房システムの熱源のことだけである。

機械だって大事

必ずしもこんな破目にならなくても済む力法もある。

よい家を作るという仕事は、部屋を部屋として、機械類は機械類として扱えぽ、はるかにわかりやすくなる。

こうした区別をするには、"部屋"とか機械という言葉を普通とはやや異なった特殊な意味で使う必要がある。

機械とは、ある特定の仕事をする場合、私たちに手を貸してくれる家庭の設備の一部のことである。

この中に冷蔵庫、皿洗機、流し台、ストーブ、洗面台、浴槽、シャワー、化粧台、炉、その他が含まれるのは言うまでもない。

つぎに、それほどはっきりしてはいないが、私たちの機械類という特殊な呼び方に含まれるものに、便所、階段、造り付けのベンチ、ベッド、棚など、何か特定の行為をしようとするときに私たちが助けを求めていく固定したものが含まれるかもしれない。

以上で、注文住宅や家づくりの話は終わりにしようと思います。

ちょっと途中難しいこともありましたが、それでも何だか勉強になったような気がします。

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