必要があるので

熱く埃っぽい風の吹く南西部でセよ、これと正反対であった。

ここでは、パティオの湖りに部屋を配し、乾いた風を締め出すことによって辛じて快適さを保った。

パティオには緑の草木やしたたる泉が見た目にも実際にも涼しさを呼んだ。

砂漠の建物は、風を締出し、夜間の涼気を保つために重い材質が必要だった。

日干れんがは安価で耐久性があり、手に入れやすいというわけで、選ばれたのは自然の成りゆきだった。

こういったニューイングランド、ヴァージニア、サウスカロライナ、ルイジアナ、南西部の初期の住宅を見てみると、各地方ごとに、部屋を組立てて注文住宅をつくるための特に好まれた流儀があって、こうした流儀によって、めいめいの選択のおおまかな枠組ができ上った。

南の方では

もっと南に下って、チャールストソ辺りになると、町幽が小さな半島に密度高くつくられ、空気はとびきりの潮風だが、18世紀にあってさえも、土地はかなり不足していた。

その結果、チャールストソの代表的な注文住宅は、細長い敷地に、細長く、道路に面する側を狭くして建てられた。

そこでは、部屋は1列に並び、屋根つきのポーチの方を向き、そのポーチは家の全長に相当し、多くは階段に及び、風をとり込み、日蔭を作っていた。

深南部では、土地は平坦で湿気が強く、時には洪水も発生したほどだったから、主な部屋はイタリアの宮殿の手法をカントリー・スタイルに焼き直して、地面よりも持ち上げてつくられた。

そもそもイタリアの建築家たちは、主だった部屋を1階持上げてピアノ・ノビレにし、快適さがあまり問題にならないと思われる部屋を建物の周囲をめぐるポーチを組み込み、暑い時期には、ここが主な生活の場となった。

気候によって

部屋を組立てるこれらのパターンは、その地方特有の資材、気蒙、地勢に応じて変ってくるが、後には他所に移って、ほとんど何処にも見られるようになった。

例}ば、ニューイングランドのごく初期の注文住宅では、鉛枠の小さな窓が使われたものだが、これは様式といったものではなく(イソグラソドの別荘がモデルになったことは確かであるが)、ガラスは高価であった上に、冬の冷たい風を考えて小さくしたのであった。

一映の煙突を部屋が囲むのは、厳しい冬に暖かさを保つためであった。

南に下ってヴァージニアでは、初期の移住民にとって、冬はそれほどではなかったが、夏はびっくりするほど暑かった。

暖房は部屋の中央におくよりも、家の外壁のすぐ内側におく方が多かったが、それは、家の真中をとおって両端に戸外に通ずる扉のある中央廊下の両側に部屋を並べ、どこから吹上げてくる風をもとり入れやすくするためであった。

目的に応じて

いずこの土地でも、そしていつの時代でも、住宅はその目的に応じた大きさの部屋からつくられ、経済的資源と架構技術の範囲内でつくられて来た。

さまざまな活動が部捲には割当てられ、その空間はリビソグルーム、パーラー、食堂、寝室等々と名づけられた。

部屋は大抵分離され、プライバシーを守り、冬には暖かさを保つために、互いにドアによって閉じることができる。

初期のアメリカの住宅では、部屋をまとめて家をつくるには、伝統的に二、三の方法しかなかったし、その方法はほとんどの場合ボックスをつくることになってしまった。

当時、愛知 注文住宅で家を建てた人たちは、必要な部屋数と、経済的につくれる部屋数を決めると、つぎの仕事は部屋相互にどのような関係を設定するかを選ぶことであった。

こうしたやり方は、単純だが明快なお手本だった。

何を望むか

あなたは、建築家や装飾家には脅かされ、注文住宅の建築業者には煙に巻かれ、ディベロッパーには選んだものを拒否され、関わり合ったすべての人々によって混乱に陥れられるかもしれない。

けれども、自分が何を望んでいるかを真に理解していれば、あなたの仕事は単純化され、順序立った一連の選択になるだろう。

まず、3つの明白な領域を考えなけれぽならない。

いにしえの先人に敬意表して、私たちはそれを3つのオ一ダーと呼ぽう。

3つのオーダーとは、部屋のオーダー、機械のオーダー、夢のオーダーある。

部屋は住宅の根本で、人間の演技する空っぽの舞台である。

家の中の機械類は部屋と違って、限定された目的をもっている。

そのどちらとも異なるのが、夢であって、それこそが家を他にはない、独自の場に仕立ててくれるのである。

ブログはじめ

家をそろそろ建てたいな~と思っています。

できるなら、マンションよりは一戸建てがいいな。

注文住宅に対して意味を持ちつづける形態のほとんどは、宇宙的な重要さから出発した建物もしくは自然の形から生れたもので、それらをスケールダウソしたり、縮小したり、部分的に再現したり暗示するにとどめたり―ミニチュア化したり―して、宮殿や寺院の精神を支配する原型の力を小さな住宅の中にも残そうとするのである。

ミニチュア化したもの、何かに似せたもの、あるいは多様さをもったものなど、私たちは自分たちの設計した住宅を例にしてとり上げてきたが、その目的は、「あなたの希望することは不可能だ」とか、「あなたはそうしない方がいい」などと、あなたに向かって言おうと待ち構えている"ノーと言うしか能のない連中"と一緒に自分の家を建てるという空恐ろしい仕事をするに当って、あなたの勇気に挺子入れするためである。